ウイスキーをストレートであおぐ
そんな日は大体どうしようもない夜。
さて、どうしようもない夜に乾杯でもしようか。
愛を知ったあの夜。
そして愛を失ったあの夜。
私にはどちらも忘れがたい夜。
そんな夜が私をカタチ作っていく
私の不誠実で愛を失った。愛を軽んじていた。
愛とはそんな生やさしいものではなかった。
嘘などもってのほか、すぐに見破られる
ただ信じればいい、ただそれだけだった。
ただそれを相手に思ってもらうことができなかった。そう思わせる行動を示せなかった。
そして私はこの世で一番大切なものを失った。
今でこそ言う、
愛とは
赤子のような、触れれば優しさに溢れるような
ガラスのようにいとも簡単に割れてしまうような
ふとした瞬間に思い出すような
私だけの
私だけの
私だけの
私だけが知っている。
独りよがりな...
誰に知ってもらうつもりはない。
知って欲しくはない。
これは私だけのものだ。
私だけの感情だ。
ただどうしようもない夜に愛を語りたくなるのです。
私の愛は薄っぺらいですか?